インドネシア ガヨマウンテンと五月雨ブレンド
雨の季節になって来た。
庭を見ると、植えたばかりの花の苗が、無惨な姿を晒している。
全部ナメクジに食べられたらしい。
「これはどうした事だ」男は溜め息まじりに呟いた。
男の名は久佐エ門、この村の代官である。
男は直ぐに一匹のナメクジを捕まえさせ、問いただした。
「これはどういう事じゃ!」
「も、申し訳ございません。そういうつもりでは無いのですが、
何せ食うもんに困る有り様で・・・」
「どういう事じゃ、訳を申せ」
「ハッ、実は、JAS認証の有機農園を作ろうと小金無視にお金を借りたんですが、
出来た作物を全部カーメンムーシに横取りされ、結局、残ったのは借金ばかりで、
あいつ等、グルだったんです」
「あのコフキローンか」
「そうです、借金のカタに家を取られ、由緒正しいニホンマイマイが、
このようなナメクジごときに身をやつしている有り様でございます」
「ま、誠の話か!知らなかった」
「そんな訳ないだろ!ナメクジごときとはなんだー!」遠くでナーメンジークが叫んでいた。
ガヨはインドネシア スマトラ島北部のアチェ地方の
ガヨ高地で取れる豆です。
同じインドネシアのマンデリンとは
まったく違う風味の柔らかな味の豆です。
豆質も柔らかく、煎り上がりが早いので
中煎りに仕上げました。苦味は弱く、中性味に近く
独特の香りがあります。飲み易いコーヒー。
滑らかな口当りが癖になりそうなコーヒーです。
JAS認定の有機栽培の豆です。
詳しくはこちらhttp://www2.synapse.ne.jp/arakiya/2009gentei/samidare-blend.html