独り住まい 1

kazurateiutubo2008-12-14

早々に推選入学が決まり、
東京の大学に行く事になった。


早い時期にアパートを決めれば、
良い物件も多いだろうと、アパートを見て回る。
幸いな事に、駅から歩いて数分の所に
静かで落ち着いたアパートが見つかり、そこに決める。


そのアパートは家具や備品も付いており、
すぐにでも住めるタイプだ。


ちょっと疲れたのでベッドに腰掛けようとすると、
しらない少年が先に座っていた。
少年は青い水玉模様のパジャマを着て
青白い顔で俯いていた。
「君は誰?」と聞くと
ちょっと首をかしげ、消えて行った。