こころはニルバラよ。

kazurateiutubo2006-09-01


 ちょっと前になるけど、8月21日は身内の法事でした。
身内の者4人で、お寺に行って、本道でお経をあげてもらったのだけど
その日は日曜日で、私達の他は誰もいなかった。
広い本堂に僕達夫婦とおばあちゃんが二人、計4人が真ん中にポツンといる
その風景からして寂しいのだけど、御本尊様はきんきらして賑やかだ。


左右両側にクーラーがあって、当初は涼しかったのだけど、お坊様が来られた頃には
寒くなって来た。セーターが欲しいくらいだ。


「私と一緒に御唱和ください」とお坊様が一言いわれ、お経が始まった。
寒い。凍えて来た。遠くでお経が木霊している。
隣を見ると、すでにおばあちゃんは眠っている。
私も目蓋が重くなって来た。目の前にはお花畑も浮かんでいる。


「眠るな、ヤナギダ」(妄想の言葉が聞こえる)
もう眠らしてくれ、お経も聞こえてくる。
ここで眠れば、極楽往生間違い無しだ。南無阿弥陀仏も聞こえてくる。
「ダメダァ、眠るなヤナギダア!」(ヤナギダってだれ?俺の事か?)


もうだめだと諦めかけた所で思い出した。
「お経を一緒にご唱和ください」ってお坊様は言ってたなあ。
それではと、お坊様と一緒にお経をあげたのである。


効果的面、漢字だらけの四文字熟語(当たり前か)や、訳の分らない
漢文を声に出して読むと気分爽快、声に出して読みたい日本語はこれだ。
と思い至ったのでした。


しかし、このクーラーが祟って腰の具合が悪くなり、
この後の一週間、ブログは休んだのだった。