[ミゼットさんの仕事]はっぱだけでも活けるのだ。

kazurateiutubo2006-07-24

花がすっかり無くなった今日この頃、さて今日はどうするのかと見ていたら
葉蘭を持って来ました。
いつもは、おにぎりの時の敷物で活躍する、いわば影の実力者。
それがいきなり表舞台に出て来ました。

そういえば、一昨日のお昼にも焼きおにぎりの下敷きで頑張っていたっけ。
健気な奴だ、きっと地味な花が咲くんだろうな、見た事無いけど。

このハラン、昔、僕はプラスチックと言うかビニールと言うのか、あのびろびろの
良く幕の内弁当に入ってる緑色のやつ、あれをハランとばっかり思っていたのです。


 
 昔、実家は仕出し屋をやっていて、よく手伝っていた。健気な小学生だったのです。
で、幕の内弁当作る時なんか、みかんの輪切りの横なんかにこれを挟む訳ですよ。


ばあさんが命令するんです、ほら、ここにハランを全部敷いていけってね。
「おーそうか、ハランとはこの緑色のピロピロした作りもんのことか」
と、この時から本物のハランを見るまで、ピロピロがハランとばっかし思っていてわけ。

そんなことを、この葉蘭を見て思ったのであります。