蚊柱の話

kazurateiutubo2006-06-26

私が高校生だった頃の記憶。私の町は干拓地で
山が無く、全部が田んぼだった。だから夕方になると小さな羽虫が、
柱になって、良く飛んでいた。その頃はよく部活が終ると、大きな声で歌いながら、自転車で
帰るのが日課だった。ある日の事、いつものように歌っていると、途中で歌詞を忘れて
ハミングで歌い出した。その途端、頭上1mにいた羽虫がどっと押し寄せて、私の口や目に
数十匹が入ってしまったのだ。唾を吐きながら???なんでこうなったのか分らず、気を取り直して
もう一回、ハミングで歌うとまたどっと押し寄せてくるのだ。
 ハミングの音と虫の好むヘルツ数がたまたま合致したのか?と思い後日、友人にも
同じ事をいたずらをかねてやらせると、案の定、羽虫が友人を襲った。
 その時、私は大発見をしたような気がしたのだった。

 長い前振りだったけど、この花を見るとそんな田舎の風景を思い出すのです。
色と良い、形といい垢抜けない花ですが、好きな花です。
植えて何年も咲かなかったのが、ここ数年前から少しづつ咲き出しました。
モントブレチアといいます。