座敷爺婆
今日、変な夢を見た。最近夢見が良くない
こういう時は体調が悪い時だ。
私はいつの間にか大きな古民家を買っていた。
大きな家で庭も立派だ。
ここまでは良かった。
家の中に入ると仏間には、お寺さんにでもありそうな大きな仏壇がある。
ちょっとそこから嫌な予感はしていた。
次に風呂場やトイレを覗くと思いのほか綺麗で安心した。
脱衣所のある廊下を少し行くと納戸のような引き戸。
何気なく開けて見ると、窓のない薄暗く狭い部屋の隅に
婆さんが三人と爺さんが二人が座っている。
「わたしらずーと前からここに住んでいるから出て行かないよ」と皺くちゃ顔で言う。
「えー!!!何なんだあんたら」とびっくりしたのだが、なぜかここで天井裏へ場面転換。
天井裏を覗くと妙な姿をしたネズミがうじゃうじゃといる。
しかも丸まり、べっちゃりとくっついている。どうも粘液質の肌のようだ
犬のような、狐のような顔立ちのネズミで、恨みがましい顔でこちらを見ている。
ここでまた画面が変わり、裏庭に面した窓。
窓を開けるとゴミを野焼きしている。辺り一面ゴミ山だ。
あの綺麗な庭はどうした?こんな家いらん!
それにしても子供の頃、こういう野焼きのゴミ山でよく遊んだなあ、なんて事を思い出しながら
目覚めたのである。
悪夢でもないが変な夢だった。
座敷童だったら嬉しかったが、座敷爺婆であったのが妙だった。