カマキリとハリガネムシ

先日、家人がカーテンを開けようとしたら、何処から入り込んでたのか
カマキリが家人の顔に飛びかかって来たそうで、そばにいた子供は、ボーと
見てたらしい。
どうして取り除いてやらなかったかと聞くと、
 小学生の時、カマキリを殺したら腹から寄生虫が出て来て、
すごく気持ち悪かったんだ、あれからもうトラウマになっちゃって
カマキリには触りたくないんだよ。とのたまうのだ。


 なにそれ、寄生虫?あのハチとか蠅が卵を植え付けたやつ?
と聞くと違うという。
寄生虫なんだ、魚のアニサキスとか人間のサナダムシみたいなものだよ。
えーそれは気色悪いなあー、と思いつつも今度カマキリを捕まえたら
ちょっと観察してみるかあ、などと考えてました。


これを書く前にネットで調べたら、京大理学部の方のホームページに
詳しく載っていました。
結果、その虫はハリガネムシという寄生虫で、水の中で孵化し、水性動物に寄生し
それを食べたカマキリに寄生するらしい。
驚くのは、そのハリガネムシがカマキリを水辺に誘導し、カマキリの腹が水に漬かると
ハリガネムシはカマキリの腹を食い破り、水の中に出て行くらしい。
どうやってカマキリを誘導するのだろう?
リモコンでも持ってるのかも知れない。


まるで、エイリアンだ。
今度、カマキリを見つけたら水に付けてみよう、と思う。
一人じゃ勿体無いから、子供を誘おう。